学習院大学・非線形シュレディンガー方程式研究会
2月3日(金)−2月4日(土)
・プログラム(dvi)(pdf)
第70回学習院大学スペクトル理論セミナー
日時: 2004 年 12月 18 日 (土)14:30 -- 17:00
場所: 学習院大学 南6号館 203号室
1.14:30-- 15:30
講師: 杉山 由恵氏(津田塾大学・学芸学部)
題目: Behaviour of solutions to a degenerate quasilinear parabolic
system modelling chemotaxis
概略: The following degenerate parabolic system modelling chemotaxis is
considered.
u_t = ∇(∇u^m - u ∇v), x in R^N, t>0,
τv_t = Δv - v + u, x in R^N, t>0,
u(x,0)= u_0(x), τv(x,0) = τv_0(x), x \in \R^N.
where m>1, τ=0 or 1, and N ≧1.
The aim of this talk is to prove the existence of a time global weak
solution (u,v) of with the L^∞(0,\infty;L^∞(\R^N))-bound.
The latter is obtained in the case of
(i) m>2-2/N for a large initial data and
(ii) 1 << m \le 2-2/N for a small initial data.
In the case of (ii), the decay properties of the solution (u,v) are also
discussed.
Tea Time: 15:30-- 16:00 数学科図書室 南4号館 3階
2. 16:00-- 17:00
講師: 藤原 大輔 氏(学習院大学・理学部)
題目: The second term of semi-classical asymptotic series of some
Feynman path integrals.
概略: Abstract (dvi) (pdf)
第69回学習院大学スペクトル理論セミナー
日時: 2004 年 11月 20 日 (土)14:30 -- 17:00
場所: 学習院大学 南6号館 203号室
1.14:30-- 15:30
講師: 木下 保氏(筑波大学数)
題目:Hyperbolic equations with non analytic coefficients
well posed in all Gevrey classes
概略: Abstract (dvi) (pdf)
Tea Time: 15:30-- 16:00 数学科図書室 南4号館 3階
2. 16:00-- 17:00
講師: Arne Jensen 氏(Aarborg 大学)
題目: The Fermi Golden Rule at Thresholds
概略: Abstract (pdf)
第68回学習院大学スペクトル理論セミナー(第5回スペクトル理論合同セミナー)
日時: 11月 13日(土曜日) 3時30分から5時まで
場所: 学習院大学理学部南6号館203号室
講師: 野村 祐司 (東京工業大学)
題目: Spectrum for abelian covering graphs
スペクトル理論合同セミナー世話人:
谷島賢二(学習院大)、磯崎洋(筑波大)、
吉冨和志(東京都立大)、中村周(東京大)
第67回学習院大学スペクトル理論セミナー
日時: 2004 年 10月 16 日 (土)14:30 -- 17:30
場所: 学習院大学 南6号館 203号室
14:30-- 15:30
講師: 山口 範和 氏(早稲田大学・数理)
題目:磁気流体方程式系の外部問題
概略:
伝導性粘性非圧縮流体の運動を記述する磁気流体方程式系の初期値・境界値問題
を3次元外部領域において考察する. 本講演では初期速度と初期磁場の組が$L^3$
の意味で十分小である場合の問題に対する時間大域的な可解性について紹介する.
Tea Time: 15:30-- 16:00 数学科図書室 南4号館 3階
16:00-- 17:30
講師: 南部 隆夫氏(神戸大学工学部)
題目: 放物形境界制御系の安定化とその周辺:代数的方法
概略:
線形放物形偏微分方程式で記述される制御系が不安定な場合,フィード
バック制御により安定化を行う.すなわち,系のスペクトル構造を安定域
に移動させる制御則を構築する.
物理的制約や数学的興味から,とくに境界観測 - 境界制御機構のもとで,
新たな微分方程式を干渉系として導入することにより,安定化を達成する.
そこには,作用素方程式の作用素解に関連して,古典的なフーリエ解析学
の興味ある問題が現れる.また,境界フィードバックに関わる非有界性を
如何にして処理するかについて,楕円型作用素の分数ベキを経由する
解析的方法の限界を示し,新たな代数的方法を提案する.
第66回学習院大学スペクトル理論セミナー
日時: 2004 年 7月 10 日 (土)14:30 -- 17:00
場所: 学習院大学 南6号館 203号室
14:30-- 15:30
講師: 田中 仁氏(東大COE 研究員)
題目: Morrey spaces for non-doubling measures
概略: We give a natural definition of the Morrey spaces for
Radon measures
which may be non-doubling but satisfy the growth condition.
In these spaces we investigate the behavior of
the maximal operator,
the fractional integral operator,
the singular integral operator
and their vector-valued extensions.
Tea Time: 15:30-- 16:00 数学科図書室 南4号館 3階
16:00 -- 17:00
講師:渡辺道之(北海道大学・理学研究科 COE研究員)
題目:摩擦項を持つ波動方程式の2次元逆散乱問題
要旨:波動方程式の摩擦項を散乱振幅から同定する
逆問題について考察する.多次元の場合は小さい摩擦項
の再構成の手順が得られている.
本講演では,2次元での摩擦項同定の一意性を
低エネルギーの下で示す.
証明のキーワードは以下の2つ.
・逆散乱問題と逆境界値問題の関係
・$\bar{\partial}$-method
$\bar{\partial}$-methodは逆問題を解く1つの強力な
方法である.どのようにして方程式の係数を再構成
してゆくのか,係数が複素数値関数であることの難点は
何かを主に紹介する
第65回学習院大学スペクトル理論セミナー
日時: 2004 年 6月 12 日 (土)14:30 -- 17:00
場所: 学習院大学 南6号館 203号室
14:30-- 15:30
講師:川原雄一朗氏 (大阪大学大学院理学研究科)
題目: Global existence and asymptotic behavior of small solutions
to
nonlinear Schr\"odinger equations in 3D
概略: Abstract(dvi) (pdf)
Tea Time: 15:30-- 16:00 数学科図書室 南4号館 3階
16:00 -- 17:00
講師: 瀬片純市氏(九州大学大学院数理学府D3)
題目: Benjamin-Ono 方程式の初期値問題の適切性ついて
概略: Benjamin-Ono 方程式は底が深い水面波を記述するモデルとして現れ,
浅水波方程式である Korteweg-de Vries 方程式と並んで多く研究されている.
今回はBenjamin-Ono 方程式の初期値問題の適切性を考える. 適切性を示す際,
縮小写像の原理を用いるがBenjamin-Ono 方程式の線形化方程式の持つ平滑化
効果 (Kato's Smoothing effect) がKorteweg-de Vries
方程式のそれに比べて弱い,
方程式にHilbert 変換が含まれているなど多くの問題点があるが講演では問題点と
その克服方法を中心に説明したい.
第64回学習院大学スペクトル理論セミナー(第一回合同スペクトル理論セミナー)
日時: 2004 年 5 月 15 日 (土)15:00 -- 17:00
場所: 学習院大学 南6号館 203号室
Tea Time: 15:00-- 15:30 数学科図書室 南4号館 3階
15:30--17:00
講師: 磯崎 洋 氏(筑波大学数理物質科学研究科)
題目: 双曲空間における逆問題と$\overline{\partial}$-理論